他業者様点検の不具合項目 修理 依頼

弊社とは違う業者様が点検を行っている会社様より 修理 のご依頼を頂き作業を行いました。

他の業者様が点検を行ったが、不具合の報告に有った修理の見積りが何か月も待って出てこない・・・

不具合の内容は「ワイヤーロープの素線切れ」・「下フックシーブの条痕」との事でした。

ワイヤーロープが素線切れしている状態で何か月も待たされるのは作業者様・設備保全担当者様にとって、とても不安になる内容だと思われます。

点検をしている他業者様も何のために点検をしているのか・・・とても疑問ですが・・・・・

ご連絡を頂いた当日、現地・現物を確認する為お伺いして修理打ち合わせをさせて頂きました。

対象のクレーンは 1tの明電舎製ホイストです。

1987年製造のホイスト
下フックシーブ、条痕の状態

下フックのシーブ条痕がかなり進行しており、そこをワイヤーロープが行き来することでワイヤーロープの素線が切れてしまっている状態でした。

会社に戻りメーカーへ部品の確認を行ったのですが、製造から34年が経過しており部品製造をしていないとの事でした。

そこで、ワイヤーロープは現物の寸法を調査しワイヤー製造会社様に作成をして頂きました。

下フックシーブに関しても部品供給が終了してしまっているとの事。

今のシーブの状態でワイヤーロープだけ取替を行っても、シーブ溝の条痕ですぐにワイヤーロープが素線切れしてしまうと予想されます。

そこで部品の費用は高くなってしまいますが、現在販売されている互換性のある機種の下フックブロック一式にて取替をさせて頂きました。

(現物の寸法を調査し、削り出しで作成する方法も有りましたが今回はスピードを優先との事での対応です。)

既存の下フックブロック一式
新しく取り付けた下フックブロック一式

今回の案件はホイスト製造年も古く、部品供給が終了しているものでしたが無事に取替作業を終了することができました。

折角点検を行い不具合を発見しても、修理見積りが提出されず不具合が解消されないのでは点検の意味が無くなってしまいます。

弊社では、今回のように他業者様が点検を行っているクレーンに対してもご依頼を頂ければ最短で対応をさせて頂きますので、お気軽にお問合せ頂ければと思います。

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